蜂蜜Socrates

なぜ頭がいたいのか

ナンパの成功率、スポーツのパフォーマンスを上げる香りの話

 

ようやく合点がいった。僕がなぜあの子に一目惚れしてしまったのかを。それは小学生3年生の時だった。まだ恋という漢字も書けないのだから、人を好きになるという感情なんて知らないはずだった…。しかし廊下で一瞬あの子とすれ違い、ふわっといい匂いが僕の嗅覚を刺激した瞬間、僕の頭の中はあの子のことでいっぱいになってしまったのだ。

さて僕の初恋の話はここまでにして、今回のブログでは人の行動や感情がいかに匂いの影響を受けているかについて書いていきたい。f:id:growthtrigger:20180706173538j:plain

 

 

目次

1.ナンパの成功率を上げる香りの話

2.スポーツのパフォーマンスを上げる香りの話

3.僕とあの子の話

 

 

 

1.ナンパの成功率を上げる香りの話

彼女いない歴がそろそろ20年にさしかかろうとしている僕がナンパの話を書くこと自体おかしな気分になるのだが興味深い実験があったので紹介したい。

皆さんはパンがお好きだろうか?僕は毎日朝食にパンを食べたり、月に一回ほどお気に入りのパン屋さんによるくらいでそこまで好きではないのだが、ある心理学の実験により焼きたてのパンの香りはナンパの成功率に大きく影響を及ぼすことがわかった。

この実験では若い男性がショッピングモールで若い女性に声をかけて電話番号を教えてくれと頼んだ。声をかけた場所はベーカリーなどいい香りのするお店の前と、服屋さんなどの特に香りの店の前のいずれかであった。すると驚く事なかれ、ベーカリなどのいい香りのするお店の前でナンパをした方が、女性が電話番号を教えてくれる割合が大きかったのだ。

つまりこの実験から考えると、気になる子と付き合いたいときは焼きたてのパンの匂いがするパン屋さんの前で告白するのがよいだろう。

 

 

 

2.スポーツのパフォーマンスを上げる香りの話

香りはどうやらナンパの成功率だけではなく認知的活動や運動のパフォーマンスにも影響を与えるようだ。

2001年に発表された論文「Enhancing athletic performance through the administration of peparmint odor」によるとペパーミントの香りに取り被験者は運動が楽に感じただけではなく、被験者の運動のパフォーマンスも向上したという。具体的言うと、ペパーミントの香りがする部屋にいた人は特に匂いのしない部屋にいた人と比べか走るスピードが速く、握力が強く、腕立て伏せができる回数が多かったという。

つまりこの論文から言えることはスポーツの大事な試合でより短時間で結果を出すには競技前にペパーミントの香りを嗅ぐのがいいだろう。

また2008年に発表された論文「moduration of congnitive performance and mood by aroma of peparmint and ylang-ylang」によるとペパーミントの香りには認知的活動(注意力と記憶力を要する課題とか)のパフォーマンスを向上させる働きがあることが明らかになった。つまり大学生がレポートを書いたり、試験勉強をするときにはペパーミントの香りを嗅いだ方がいいと言うことだ。作業効率が上がり、テストの結果も向上するかもしれない。

 

 

 

3.僕とあの子の話

長い月日を経て僕は3年ぶりにあの子と偶然バスで再開する機会があった。しかしなぜだろうあの時のような感情の高ぶりなかった。人間の頭にはどんなに好きな子でも3年で綺麗さっぱり忘れる機能があると言うが、僕にもその機能が働きかけていたのだろうか、はたまたあの子からもう以前のような魅力的な匂いがしなくなったからであろうか。僕にはわからない。

さて人の行動と匂いの関係もわかったことだしこれからはいい匂いで女の子を引き寄せていこうと僕は決心した。