スポーツパフォーマンスの劇的向上⁉︎プライオメトリックトレーニング の実験③
こんにちは! Naokiです!
今回でプライオメトリックトレーニング を始めて早2週間経ちました。
つまり4週間かけて行う予定のこの企画も半分が経過してしまいました。
今回の測定では、球速、50m走のタイムはどれだけ向上したのでしょうか?
実験内容は下の図1に示します
表1 週3回、4週間のプライオメトリックトレーニングプログラム
エクササイズ | 1週目 | 2週目 | 3週目 | 4週目 |
上半身 | 上半身 | 上半身 | 上半身 | |
・ホッププッシュアップ | ・クラッププッシュアップ | ・フルボディプッシュアップ | ・ニートゥーエルボープッシュアップジャンプ | |
10回×3セット | 10回×3セット | 10回×3セット | 10回×3セット | |
下半身 | 下半身 | 下半身 | 下半身 | |
・スクワットジャンプ | ・スクワットジャンプ | ・スクワットジャンプ | ・スクワットジャンプ | |
5回×2セット | 5回×2セット | 10回×1セット | 10回×1セット | |
・スプリットスクワットジャンプ | ・スプリットスクワットジャンプ | ・スプリットスクワットジャンプ | ・スプリットスクワットジャンプ | |
5回×2セット | 5回×2セット | 5回×3セット | 5回×3セット | |
・バウンディングジャンプ | ・バウンディングジャンプ | ・バウンディングジャンプ | ・バウンディングジャンプ | |
50m×2セット | 50m×2セット | 50m×2セット | 50m×2セット | |
・シングルレッグジャンプ | ・シングルレッグジャンプ | |||
5回×1セット | 5回×1セット | |||
パイクジャンプ | パイクジャンプ | |||
5回×1セット | 5回×1セット |
月曜日に上半身のトレーニング、火曜日に下半身のトレーニング、金曜日に上半身と下半身のトレーニング を行いこれで週3回とする。
目次
1.球速、50m走のタイムは2週間で向上したのか、それとも退化したのか?
2.プライオメトリックトレーニング の論文紹介
1.球速、50m走のタイムは2週間で向上したのか、それとも退化したのか?
2週目、上半身のトレーニングはクラッププッシュアップ
下半身のトレーニングはスクワットジャンプ、スプリットスクワットジャンプ、 バウンディング走を行いました!
それでは今回の測定結果を書きます。
球速
0週目 116 km/h
1週目 121 Km/h
2週目 123 km/h
球速は前回と比べて2km/h増加
前回に比べやはり増加は小さくなった。
50m走のタイム
0週目 7.2 秒
1週目 7.0 秒
2週目
1回目 | 2回目 | |
1 | 6.99 | 6.97 |
2 | 7.06 | 7.02 |
3 | 6.89 | 6.96 |
4 | 6.91 | 6.98 |
5 | 6.98 | 7.00 |
平均 | 6.966 | 6.986 |
1回目の記録・・・6.966秒 少数第二位で四捨五入すると約7.0秒
2回目の記録・・・6.986秒 少数第二位で四捨五入すると約7.0秒
前回の最高記録が6.988秒であるので四捨五入しないのならば
最高記録は0.022秒減少した。
前回が約0.2秒も伸びたので今回の測定では記録があまり伸びなかった。
ここから先は正直それほど劇的に記録は向上しないかな?と思わせる結果であった。
でも個人的に球速が123 km/hになったのは嬉しい。
草野球ならピッチャーができるかもしれないと幻想を抱けた。
2.プライオメトリックトレーニング の論文紹介
今回紹介する論文は2012年に掲載されたものでタイトルは
「comparison of three baseball-specific 6-week training programs on throwing velocity in high school baseball players.」
訳すと「高校野球選手における投球速度に関する3つの野球特有の6週間トレーニングプログラムの比較。」
3種類のトレーニングがどれくらい球速アップに繋がるのか比較しているんですね。
この研究では、3つの野球特有の6週間のトレーニングプログラムが最大投球速度に及ぼす影響を比較しており、 14-17歳の高校野球選手68名を無作為に3つのトレーニング群と非訓練対照群に等分している。 3つのトレーニンググループは、Throwers Ten(TT)、Keizer Pneumatic(KP)、およびPlyometric(PLY)であった。
6週間後、試験前投球速度値と比較して、投薬後速度値はTT群(1.7%増加)、KP群(1.2%増加)およびPLY群(2.0%増加)において有意に大きった。
プライオメトリックトレーニングが球速の増加率が大きい!!
つまり、球速アップにはプライオメトリックトレーニングが有効であることが示されている。
ちなみに僕は2週間で約6%も球速がアップしています!
ということはこれ以上の成長は望めない!?
いかがっだったでしょうか?
今から何かトレーニングを始めようとしている人の参考になれば幸いです。
次は1週間後に更新予定です。
お楽しみに
終わり